「REWORK」の事務局が置かれている〈ザ・パークレックス 日本橋馬喰町〉の1周年を記念し、同ビルに入居するテナント各社が参加して開催されたイベント「Player’s Night」。前回のレポートに続き今回は、楽しく働くためのアイデアを考えるワークショップの様子をレポートします。
各社のオフィスを見学する「ワークスペース訪問」のあとは、7階のシェアオフィス「Under Construction」へと移動して、いよいよメインコンテンツの懇親会&ワークショップへ。
ちなみに、このスペ―スは、天高4mの開放的な空間を生かした実験的なシェアオフィス。シェアオフィスとはいっても、壁で仕切られているのは会議室など最低限のスペースだけ。それ以外はオープンな公園のようなオフィスです。
内装から家具に至るまで、名前にもなっている「Under Construction(工事中)」をコンセプトにデザイン&リノベーションされている。フリースペースのほか、ソファやキッチン、シャワー室などもあり、建築設計事務所や工務店、不動産会社、カメラマンに漫画家などが入居。REWORKチームも、ここで新しい働き方を実践している。
さて、イベントのほうに話を戻しましょう。今回は、ザ・パークレックス 日本橋馬喰町から歩いてすぐのところにある、メキシカンタコスを中心としたダイニングバー「北出食堂」によるケータリングメニューが振舞われました。
参加者は、各社入り混じる形で8チームに分かれて自己紹介。そして「働くを考える」ワークショップタイムへと突入します。
「このビルが○○だったらもっと楽しくなる!」「こんなことができたら効率がよくなる!」をテーマに、各自アイデアを出しあい、最後はチームでディスカッションした結果をプレゼンするという流れ。
ちなみに今回は、「エアプレインモデル」というフレームワークを使用。これをもとに、まずは個人ワーク。画用紙の真ん中に飛行機を置き、左下が「現状」で、右上が「なりたい姿」、右下に「障害となるもの」、左上が「それを可能にするもの」をあげていきます。
その後、個人ワークで各自が思いついた課題などを共有、それらを踏まえて、各チームごとに新しい働き方のアイデアに落とし込んでいきました。
さて、いよいよ発表へ。ここで出たアイデアをいくつかご紹介しましょう。
「屋上に公園があったらいい。読書をしたり、ランチをしたり、ヨガをしたり。洗濯物も干せるし、恋も生まれる? かも。夏は花火などイベントもできて、会社横断的にコミュニケーションがとれる場がつくりたい」
「人と出会い、プロジェクトと出会えるような働き方のコンセプト。まずは、アナログな掲示板や回覧板、ビルのコミュニティ用Facebookページなどをつくって交流できるようにしたい。」
「ちょうど空いている1階を、昼はカフェ、夜はバーになるリフレッシュスペースに。ホワイトボードに『ネコ拾いました』とか『今日、5階で飲み会やってるから来てね』なんて書いてあって、イケメンの店員さんがいて、本があって、仕事もできる。インプットしつつ、アウトプットの質を高めていけるような場所が欲しい」
他にも「『3階の○○です、こんにちは』と、挨拶の前に名乗る。それがこのビル独特の文化になったらいい」「プレミアムフライデーは、持ち回り制でオフィスをオープンに」「多世代が交流できるように部活動をしよう」などなど。
今日からすぐに実践できそうなことから、ちょっと夢のあることまで、たくさんのアイデアが。
大盛況となったイベントもそろそろ締めの時間。各フロア代表の挨拶で、閉会へと向かいます。
同ビルを運営する三菱地所レジデンスの鶴見さんは「こういう場が開けて本当によかった。みなさんが盛り上がれば盛り上がるほど、私の仕事は大変になる(笑)。でも、実現できるよう、逃げずに頑張ります!」とコメント。
会社の垣根を超え、みんなが働く環境をもっと楽しく、面白くしたいという想いがあふれ、とてもエネルギッシュな場となった「Player’s Night」。このイベントをきっかけにどんな交流や新しい働き方が生まれるのか、これからがとても楽しみです。
このビルの情報はこちら
Under Construction (東京都中央区日本橋馬喰町)