年も押し迫った2017年12月19日、「REWORK」の事務局が置かれている〈ザ・パークレックス 日本橋馬喰町〉の1周年記念イベント「Player’s Night」が開催されました。イベントには、同ビルに入居しているテナント5社が参加。会社の垣根を越えた交流が生まれ、熱気に包まれたイベントの様子をお届けします。
イベントのはじまりは、なんとビルの地下駐車場から! 開始時間少し前に到着したところ、すでに多くの人がビールなどを片手に談笑し、にぎわっていました。秘密基地のような空間がワクワク感を盛り上げてくれます。
ちなみに、〈ザ・パークレックス 日本橋馬喰町〉は、元ブライダル用品のショールーム兼倉庫をリノベーションしたオフィスビル。1階は飲食可の店舗、2〜7階まではワンフロア440㎡のオフィスで構成されています。
まずは、同イベントの企画者で「REWORK」編集長、そしてビルの7階に入居する建築設計事務所「Open A」代表でもある馬場正尊の挨拶で、イベントがスタート!
「Player’s Night」というイベント名には、これをきっかけにオフィスで働く人たちがそれぞれが“プレイヤー”となり能動的に他の会社の人と関わり、違うフロアへ遊びに行ったり、新しいビジネスなどが生まれたり……。そんな想いが込められています。
続いては同ビルの各テナント紹介へ。それぞれを代表する方々が、ふだん自分の会社ではどんな事業をやっているのかを順番に説明していきます。
同じビルで働いているとはいっても、他の会社のことを知る機会はなかなかないもの。参加者のみなさんは、とても興味深そうに聞き入っていました。
さて、オープニングのあとはワークスペース体験ということで、オフィス見学ツアーへ。ふだんはなかなか入ることのない、他の階のオフィスを自由に巡っていきます。
このビルのコンセプトは「Under Construction(工事中)」で、天井や床はコンクリートの躯体剥き出し、あえて間仕切りや設備・装飾のないシンプルな空間。広さはどのフロアもほぼ変わらないけれど、テナントによってレイアウトやインテリアがまったく違うのが新鮮です。
各社のオフィスを、REWORKに掲載されている記事とともにご紹介していきましょう。
3階は、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、暗闇の中で、視覚障がい者が参加者をアテンドし、聴覚や触覚など視覚以外を頼りに、さまざまな体験をするソーシャルエンターテインメント。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク Tokyo Diversity Lab」と呼ばれるこちらのスペースでは、主に企業向けの研修やワークショップなどが行われています。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク Tokyo Diversity Labの紹介はこちら
4階は、デジタルプロダクトの企画・開発などを手がける「Tigerspike」。広い空間に線路のように曲線でレイアウトされた机、移動販売のような車輪付きデスク、ソファが置かれた芝生のスペースなど、いい意味でオフィスらしさのない空間です。
ゾーニングもなく家具も固定せず、働き方にあわせて変化していけるというのが、こちらのオフィスの面白いところ。
Tigerspike株式会社のオフィス紹介はこちら
5階は、「こそだてハック」など子育てや家族に特化したWEBメディアの運営やアプリ開発を手がける「エバーセンス」のオフィス。温かみのあるウッディな家具と、コンクリートむき出しの床や天井がうまくミックスされた落ち着く空間です。
オフィスづくりにあたって、欠かせなかったのは広くて明るいキッチン。参加者からも「いいな〜」という声が、たくさんあがっていました。
株式会社エバーセンスのオフィス紹介はこちら
6階は、〈ザ・パークレックス 日本橋馬喰町〉の運営を行う「三菱地所レジデンス」。築年数の経過した建物を再生する「Reビル事業」を手がけていて、このビルも同事業によるもの。
オフィスのエントランスには芝生が敷かれ、卓球台やブランコまで! そのほか、さまざまな形のミーティングブースなど、遊び心あるオフィスです。
ちなみにこのイベントは、オープニング、ワークスペース体験、そして「働くを考える」ワークショップの3部構成。後半の様子は、また別のレポートでお伝えします。